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ボランティア猫の活動報告と、ボランティアについて考えたことを綴る不定期日記。
                
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2009/03/03 (Tue)
 ホームレスの人だけが販売員になれる、路上販売の雑誌をご存知でしょうか。販売員として仕事をすることによって、収入を得て自立への一歩を踏み出せるように…と考え出された社会的支援です。
日本には「ビッグイシュー日本版」があります。1991年ロンドン生まれのビッグイシューを、なんとか日本に取り入れたいという強い願いが実を結び、2003年に創刊されました。東京・大阪が主な販売場所でしたが、ここ数年のうちに全国に広まりつつあります。

南西ドイツにも同じような雑誌、Trott-warがあります。1994年スタートのこの雑誌は、今では平均して月27000部売れているそうです。1.70ユーロの雑誌代のうち、半分が販売員の収入になります。
先日、コーヒーが飲みたいなと思いつつ街を歩いていたら、メインストリートから駅へ入る地下入り口のところに、年配の女性の販売員さんがいるのを見かけました。ちょうど私の方に背中を向けて、数歩歩いているところだったのですが、ハッとしました。女性は足に障がいを持っていたのです。
以前にも極寒の日にこの人を見かけて、1冊雑誌を買ったことがあったのですが、その時には立っていただけだったため、足のことには気づきませんでした。この瞬間、私はコーヒー代で雑誌を買うことに決めて、女性に近づいていって後ろから声をかけました。
「あら、気がつかなくてごめんなさい」と女性は言って、笑顔で振り向きました。死角から声をかけたのは私の方だったのに、好感の持てる対応で驚きました。(ドイツの普通の店員じゃちょっとありえない…^^;) 雑誌を手渡しながら「学生さん?」と聞いてきたので、ちょっとだけ会話しました。この「会話」が実は雑誌を買うことよりずっと大切なのだ、と聞きます。会話によって人と社会との繋がりを感じることが出来、心の健康のために良いのだと。去年Trott-warの広報部門で働いている人と知り合った時に、教えてもらった話です。
コーヒーの代わりに雑誌を買ったかいがあって、今月の雑誌には実に興味深い特集が組まれていました。「ドイツ社会での男性」という特集で、「男女同権が進み、女性の権利ばかりが主張されるようになって、男性の悩みは放置されていないか」「離婚により一人で子育てする女性は法によって経済的に保護されるが、一人で子育てする男性は女性と同じような保護が受けられないのは問題ではないか」等の問題提起から、「男性への化粧の勧め」「女性から見た理想の男性像」なんていう面白い記事まで、読んでいて退屈しない記事ばかりでした。

ビッグイシュー日本版、読んでみたいのですが、どうも日本にいる間に販売員さんに出会わず… 東京の主要駅なんかも通っているんですけれど、私の目が節穴なのでしょうか?(苦笑) 今度はちゃんと販売場所を調べて、立ち寄ってみたいと思っています。
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